今回は一般的な運転免許と違う第二種免許について解説しています。通常の運転免許と何が違うのかしっかりと認識しましょう。
第一種免許と第二種免許の2種類があります。あまり普段は聞きなれない第二種免許について詳しく解説していきます。
第二種自動車運転免許は、自動車免許のうち、営業用で旅客を運送する目的で運転される場合の運転免許のことをいいます。
道路交通法における区分の格としては第一種運転免許と並列であるが、運転可能範囲がより広くなり、免許取得自体も厳しくなるため一般には格上の運転免許として認識されているようです。
◆二種免許の受験には、ある一定の資格が必要となります。
年齢 21歳以上運転歴 第一種普通免許を持ち、第一種普通免許取得から3年が経過している者。
「 但し、けん引二種免許に限り、けん引一種免許も必要。(例外あり)」☆普通二種免許・大型二種免許・大型特殊二種免許の場合 普通一種免許取得後、3年以上経過していれば良い。
☆けん引二種免許の場合 普通1種免許+けん引1種免許=で3年以上経過していれば良い。
(例外)(普通・大型・大特)二種免許を取得している場合に限り、けん引一種は必要ありません。
深視力 3回の測定の平均値が2cmを越えてはならない。深視力とは、機械の中に平行に並んだ3本の棒 (高さ5 cm位、太さ5mm位) があり、それを正面から見る。
検査官の操作によって真ん中の棒だけが、手前と奥に移動し、すべてが並行に並んだ時に、ボタンを押し棒を止めるのである。
二種免許の取得方法は、2つあります。
☆一つは、自分独りで練習して直接、免許試験場で受験する方法があります。しかし、この方法は試験(特に技能試験)のポイント等が理解し難く合格するのが困難と思われます。(運転に自信がある方はチャレンジしてください。)
☆もう一つは、自動車学校に通う方法です。この場合、自動車学校の中にも大きく2種類あり決められた金額で合格まで世 話をしてくれる請負い教習と、決められた時間と検定を行って免許を取得する公認過程があります。
2種免許を取得するための一般的な条件は、21歳以上で普通免許、準中型免許、大型免許、大型特殊免許のいずれかの免許を取得後3年以上が経過していることなどがあります。取得費用は、自動車学校によりますが、普通二種免許で20万円前後、中型二種免許で26万円前後、大型二種免許で17万~45万円程度となります。
二種免許についてはどこの自動車教習所でも取得が可能ではなくむしろ行なっている学校が少ないので事前に調べて教習所が二種免許の教習を行なっているか確認してから申し込みを行いましょう。
報酬を得て人を輸送するために自動車を運転する場合(乗せる人から直接お金をもらって車を運転する場合。旅客運転)に必要となる運転免許です。
路線バス・観光バス・スクールバス 乗車定員11人以上の営業用大型自動車を運転する場合に必要となります。受験料金 運転免許試験場(一発試験)
自動車試験場の試験料金
1.試験手数料
・普通・大型二種 4,450円
・大特二種・けん引二種 3,300円
2.貸車料2,200円(普通二種・大型二種)
3.免許証交付料金 1,750円(合格の場合必要)
※費用は変更がある場合がありますので事前に確認してください。
結論をいうと第二種免許の大きな違いは「有償でお客さまを輸送することができるか」ということで第一種免許では運賃をもらう目的で自動車を運転することはできないのですが、第二種免許ではそれが可能です。特に、第二種免許は商用的な活動をするバスやタクシーなどの旅客自動車を運転するためには避けては通れない必ず必要な資格になります。
また、第二種免許を取得することで、バスやタクシーなどのプロドライバーとして活躍できるだけでなく、需要の高い介護送迎など、旅客運送が必要となる仕事を行うこともできるようになります。
運転免許取得をこれからお考えの方、すでに運転免許を取得されている方も運転免許に関する用語について一緒に勉強&復習をしてみませんか?