運動している物体というのは、外から力を加えない限り、そのまま運動を続けようとします。 これを俗に慣性の法則といいます。 走行中の車はギアをニュートラルに入れても走り続けようとする慣性があります。この車を止めるには、ブレーキの摩擦抵抗を利用します。 つまり、慣性を摩擦抵抗でコントロールするというわけです。 しかしながら、摩擦抵抗には限界がありますから、その限界内でコントロールできないときは、障害物を認めてブレーキをかけても、その手前で車を止めることが出来ずに衝突したり路外に飛び出したりします。 摩擦抵抗の限界は常に一定しているわけではなく、ブレーキ装置の状態やタイヤと路面との摩擦係数によって変わってきます。
①規制速度 車や路面電車は、標識や表示によって最高速度が指定されている道路では、その速度【規則速度】を超えて運転してはいけません。 ただし、原動機つき自転車は、標識や表示によって時速30キロメートルを超える最高速度が指定されている道路であっても、時速30キロメートルを越えて運転してはいけません。 補助標識によって特定の車の種類に限って最高速度が指定されている道路では、その車種の車は、その最高速度をこえて運転してはいけません。 ②法定速度 標識や表示によって最高速度が指定されていない道路【高速自動車国道を除く】では、車の種類によって定められる最高速度【法定速度】を超えて運転してはいけません。